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〜ハルカの所持オーディオ機材の紹介〜

1,僕のオーディオ人生のきっかけ

  いま思えば、中学の頃のパソコンクラブの先輩であり、現在も 和賀心ねっと でお世話になっている「竜ちゃん」の家に遊びに行ったことが、僕がオーディオ人生を始める第一のきっかけであったように思います。
  彼の家に行くと、金、銀、黒の、でっかい単品コンポがラックの中に並べられ、オーディオの世界を一切知らない僕にとって、大きな衝撃(オーディオに対する考え方&音量&音質)だったのです。
  しかし、全くと言っていいほどお金も無く、自分ではラジカセしか持っていなかった僕は、どうすることもできず、あっけにとられていたばかりでした。友人と大阪日本橋をうろつき、店頭で DENONONKYO のコンポの音を聞いて、いつもカタログをどっさり持ち帰り、「欲しいなぁ・・・」とぼやきながら、カタログとにらめっこする毎日が続きました。


2,オーディオ人生に着火!

  いつの間にか高校に入学、正月に貰えるお年玉の額も徐々にアップ、1年生のころ、MDウォークマンが突如人気になりました。親の店から(質屋なんです!)MDを頂きました。そのころ、 SONY のイヤホンや、ヘッドホンのカタログを眺めていたのです。その頃は、やっぱりお金が無く、一番音質を左右するのは音の出口であるスピーカーであることを知っていた程度です。そこで僕は考えました。お金をできるだけかけず、良い音を楽しむ方法を・・・。
  インナーイヤホンよりヘッドホン、ヘッドホンよりスピーカー、スピーカーより生演奏のほうが、音はいいのは、今になっては当然のように理解しています。しかし、そのころの僕は、ヘッドホンが最強なのでは!?と思ってしまうような経験をしたのです。SONYのヘッドホン関係のカタログに、定価8,000円の、イヤホンにしてはバカ高い代物が掲載されていました。かなりの時間、そいつとにらめっこしていました。なぜなら、同カタログに掲載されている他のイヤホンは、2,000円から3,000円前後、高級なものでも4,000円前後だったのです。そこから飛び抜けて、たった一つバカ高いイヤホン。「こいつはどんな音がするのだろう・・・?」
  実際のオーディオの世界では値段は上を見ればきりがないことは、このころから知っていました。そして、その頂上は、おそらく僕は一生手に入れられないことも。しかし、ここで、手に入れられる頂上があることがわかりました。そう、この8,000円のSONYのイヤホンです。これよりも高級な物はない。この征服感を味わいたかったことも確かです 。しかし、それ以上に気になっていたこと・・・。それは、「オーディオというのは、それだけ金をつぎ込む意味のあるものなのだろうか? それだけ見返りがあるのだろうか?」、「付属品のヘッドホンと何がどう違うのだろう? それだけ値段の差が音に現れるのだろうか?」
  これらの疑問に自己解答するため、私は1万円札との別れを惜しみつつ、わざわざ自転車通学の高校に電車で行き、帰りに電車で直接日本橋に出向いたのでした。
  そして、日本橋にあるソニー直営店、「アビック」のイヤホンコーナーで、にらめっこしました。「この1万円札があったら、なにができるかな・・・」 迷ったあげく、店員さんに質問しました。「このイヤホンはもの凄く値段が高いけど、どうなの?」店員さんの答えは、「高いだけあって、音はさすがにイイみたいですよ。」
  この言葉に、僕の迷いは吹っ切れました。「では、これ頂きます」遂にオーディオの世界に足を踏み入れてしまったのです。


3,SONYの最高級イヤホンの実力はいかに!?

  購入したイヤホンを手にして地下鉄の駅に入りました。電車を待つ間、どうも落ち着きませんでした。結局、その場で開封、MDウォークマンに差し込んだのでした。最初の印象は、「なんじゃこれ、なんか音がシャリシャリしてる気がする。これがイイ音なの?」という感想でした。一瞬、1万円札の思い出が頭を過ぎりました。そして、自宅に帰り、今一度、雑音のない静かな部屋で聞き直したのです。
  「あっ!?」っと驚きました。今まで使っていた付属のイヤホンでは、聞こえなかった音、メロディーが聞こえてきました。これは紛れもない事実です。僕はビックリしました。「たった8,000円で、こんな音が聞けるのか!!」と。
  その夜は、何度も何度も、付属のイヤホンとSONYの最高級イヤホン付けては聞き、付け替えては聞きました。ほんの数秒の箇所を幾たびと無く聞き返し、違いを実感しました。その違いを具体的に言うと、「抜群に音域が広い、音の透明度が高い、音に純度感がある」などです。そして、わかったことは、「BASSブースト機能を使うと、確実に音が悪くなる」ということです。BASSブースト機能を使うと、音域の広く、透明度の高いこのイヤホンを使うと、ウォークマンのイコライザーアンプのノイズがもろに聞こえてくるのです。一時停止の時なんか最悪です。ノイズだらけでした。
  次の日からしばらくの間、学校の僕のクラスの間では、そのイヤホンの音の良さが話題になりました。かなり多くの人が、このイヤホンの音を聞くことができたでしょう。僕は、このイヤホンを聞いて、オーディオに興味のある、共通の趣味を持つ友人ができればと思っていました。


4,オーディオを通じて親しくなった友人

  そのイヤホンにとても興味を持った人物がクラスにひとりいました。友人のI君です。僕はI君をどんどん洗脳(?)していきました。彼は、SONYの最高級の一つ下にランクする定価4,000円台のイヤホンを使っていました。そこで、僕の8,000円のイヤホンとの4,400円分の差を、まさに音で実感していたのです。
  それから、現在に至るまで、彼とはオーディオ仲間として、オーディオに関する様々な情報交換をするようになったのです。


5,オーディオを手に入れる前にしていたこと

  それから、たまーに本屋さんへ出向いたとき、オーディオの雑誌を立ち読みするようになりました。ご存じかとは思いますが、オーディオにしても、カメラにしても、良い専門雑誌というのは結構高価なんです。1冊1,000円程度のものが多く、それ以上するものもあります。また、1年間に4回くらいしか発売されないような、ムック版などは、とっても興味深い内容が書いてありますが、やはり本にしては高価なのです。
   「音楽之友社」 から毎月発行されている 「stereo」 という雑誌をご存じでしょうか? この本が音楽室においてあったことが救いのようでした。I君と、stereoの雑誌に書いてあったことについてよく議論をしました。今でもよくしています。こうして仲間と意見を交わすことは非常に大切です。言葉を交わすことにより、お互いにオーディオを評論するための言葉の意味がよく理解できるようになります。そうすれば、評論家が雑誌に書いた、伝えたい音の雰囲気が想像出来るようなります。
  雑誌やカタログを参考にし、どんな音がするのか自分で想像することが、オーディオを続ける際には重要になってきます。これが、オーディオの楽しみの一つであると思いますし、間違った高価な買い物をしないためのトレーニングだとも言えるでしょう。最初の頃、それをせずに少し恥ずかしい思いをしたことがあります。


6,オーディオを手に入れる前にしていたこと

  雑誌を読み始めてしばらくして、日本橋でオーディオショップを巡っていたときのことです。その日は確か、CDプレーヤーの見回りをしていたと記憶しています。店員さんに、唯一購入して読みふけっていた雑誌を見せて、「この製品はこっちの製品よりも雑誌の評価の点数が良いから、前者のほうが音がいいんでしょ?」ってなことを聞きました。そこのお店はオーディオの専門店でした。店員さんはきっと、僕みたいな初心者が来たことに驚いていたのでしょう。答えは、「そんなことはない! 評論家が雑誌に書いていることはみんなバラバラだ。あっちの雑誌では10点満点で9.0点を付けていても、こっちの雑誌では7.5点しか付けていないこともある。それから、評論家にも好みの音があって、キミと好みの音が違ったらどうする? 雑誌に書いてあることは全部ウソとは言わないが、そういうことを理解した上で雑誌は読まないとダメだ。」と、突き返すように言われました。
  僕は、なんだか自分を否定された気分で、とてもイヤな気分になりました。どうもそれからその店員さんとは会話が続きませんでした。僕は、雑誌に書いてあったことしか頭に無かったので、話すことをことごとく否定されました。かなりむかつきましたが、お礼を言って店を出て、二度とこの店には来ないと心に決めたのでした。
  その後、こりもせずに違う店に入りました。そこは、中学生の頃からちょこちょこ顔を出して、よく、ONKYOなどのセットコンポを聞かしていただいた店でした。なんとなく雰囲気が良く、店員さんがそろっていい人なので、お気に入りの店です。オーディオ専門店ではなく、総合家電店、日本橋にある、 喜多商店 です。僕の頭のなかは、さっきお店のの店員さんはイヤな奴としか思っていませんでした。どうしても違う答えを何か見つけたかったんだと思います。
  そして、さっきのお店で質問したことと、全く同じ事を質問しました。すると、表現の仕方は少々違ったものの、全く先ほどと同じ答えが返ってきたのです。僕は、何となくヤリ切れませんでした。しかし、店員さんは「話するより聞いた方がいい、とりあえず聞いてごらん。」と言って、僕に音を聞かせてくれました。「あ!?!? え゙っ!?」


7,自分で音を聞くことの大切さ

  僕の顔はニヤニヤレベルに達していました。自分で聞いて、自分で評価を決定し、判断することが出来たのです。そのときの僕の評価する能力がどうであれ、僕の耳が判断し、僕の音に対する心が決断をした結果を自分で得たのです。
  このとき僕は、一つ学びました。自分で音を実際に聞いてみることの大切さ。結果は誰にどう否定されようが、確信を持ち続けられるのです。そして、この結果により想像力を働かせれば、「メーカーによる音の傾向」、「価格の差と音の差」などが分かってくるのです。その経験が重なれば重なるほど、自分の求める好みの音、好みの傾向が見つかるはずです。そして次に雑誌を読むときには、この確信できる正しい情報と照らし合わせながら読み進めることが出来るようになるのです。雑誌で記事を書いている評論家が、どんな好みなのかも薄々分かってきます。こうして得た実体験の情報は、雑誌などを読むときやオーディオ仲間と会話する時の、まさに予習であると言えるでしょう。
  その日は家は家に帰ってから、イヤな店員さんに少し感謝しました。少々態度は悪かったけど、教えてくれたことは、全く間違ってはいませんでした。今でも雑誌は愛読していますが、評論家の意見を読むときは、「この人はこの人の耳で聞いている。僕の耳で、感性で聞いているわけではない」ということを肝に命じて読んでいます。自分で確認するまでは絶対に先入観を持たず、「なるほど・・・。こういう考え方もあるのだな。」というふうにとらえるようにしています。


8,やっぱりコンポが欲しい!!

  イヤホンを手に入れてから、しばらくはその音に聞き入っていました。しかし、8,000円でここまでの感動が得られたことは、僕のオーディオ人生を加速させることになったのはいうまでもありません。
  いつしか、本気でオーディオ機材を購入することを考え始めていました。お金もないのに。お年玉や誕生日に貰えるお金を想定しての予算の中で、どの程度のものがそろえられるのかどうかを考えていました。予算はがんばっても10万円、MDもカセットデッキもチューナーも欲しいけど、とりあえずはCDプレーヤーだという結論はすぐにでました。最初はスピーカーとアンプには手が回らないから、プレーヤーだけ買ってヘッドホンで聴こうかと考えていました。
  CDプレーヤーの色々なメーカーのカタログを見ながら、そのころは僕は知識が乏しかったので、スペック(再生周波数特性やSN比など)しか見ていませんでした。カタログを見ているうちに低価格帯で妥協が出来るメーカーは、SONY、DENON、KENWOODに絞られてきました。一番気になっていたのはKENWOODでした。なぜなら、手に届きそうな価格帯のプレーヤーが、DENONは20bitオーバーサンプリングだったのに対し、KENWOODは24bitオーバーサンプリングと書いてあったからです。僕の予想は、「KENWOODのほうが繊細で緻密な良い音がする」というものでした。KENWOODの低価格帯のプレーヤーは、雑誌での評価もなかなか良かったのでそれ相応の期待が持てました。
  聞きたいプレーヤーの型番を決め、いざ日本橋の喜多商店に試聴しに行きました。このとき、もちろんSONYも聞かせてもらいました。しかし、低価格帯のSONYのプレーヤーはあまり良いものがないという結論がでて、購入するメーカーの候補から脱落しました。
  そして、気になっていたKENWOODです。試聴した機種は覚えていないけど、店員さんに聞かしてくれと頼むと、KENWOODのほうはDENONより1ランク上の機種で聞かしてもらったと思います。少なくとも24bitと高価という意味で、この時点で僕の先入観は、「KENWOOD>DENON」だったはずです。しかし、音を聞いてぶっ飛びました。一つ学びました。「オーディオは測定データだけでは計れない」
  KENWOODのほうは、なにかさみしい、か細い、頼りない音でした。これに反して、DENONは肉付きの良い、艶めかしいぶっとい音がしたのです。これは、僕が良い音にふれる前の一般的な耳で聞き分けた違いです。これは僕の正直な感想です。この違いは、DENONの誇る「ALPHA Processing」でした。


番外編1,DENON「ALPHA Processing」などについての個人的見解

以下の文章は、きあかたさんにALPHA Processingのことを解説するために送ったメールの転載です。少々技術的な解説が含まれているので、わからなければ読み飛ばしてください。また、どのメーカーよりもKENWOODが世界一だと思っている方には不快感を与えるかもしれないので、読み飛ばしてください。


> おっす。随分とタイムラグができてしまった。
> 過去のネタを掘り出すとわやくちゃになるので、ひとつだけ聞かせてくれい。
> DENONのアルファプロセッシングっちゅう、CDプレーヤーの制御回路。
> あれは実際のところどうなんや??
> カーオーディオ用の同社製プレーヤーでは、
> 他とは全く違ってなめらかな感じがするのだが。

うぅ、眠い・・・ あ、えっと、ALPHA Processingはいいぞ〜〜。これは最高!!(だと思う) 僕のCDプレーヤーにも付いてるけど。現在はAL24 Processing っていう24bit処理にバージョンアップしてます。 ちなみにALPHA Processingは20bit処理です。

こいつは、考え方は他社の D/A もしくは A/D コンバータに帰属する補間処理と変わりないと思います。 要するに、16bitフォーマットであるCDのデータを読みとった後、実際の16bitの凸凹音波のグラフを 20bit や 24bit の精度まで上げて解析し、凸凹の差をすこしでも埋めてなめらかにきこえるようにする(補間する)ってやつですね。DENONのカタログには「アナログ波形再現技術」と書かれています。

このような技術は、ほとんどのメーカーのプレーヤーの中級機以上のメカに搭載されています。(サンスイのCDプレーヤーは除く) MDプレーヤーについては、もともとの音が悪いことをばれないようにするためか、初期に発売されたMDウォークマンなどの低級機のレベルから20bitで補完していたみたいです。

オーディオに深く浸かる前は、僕はbitの精度が上がればあがるほどイイと思ってました。ところがこれは違うんですねぇ〜〜(^^; 同じメーカーが作ったら、高精度に補間した音のほうがいいかもしれません。現に20bitのALPHAより24bitのAL24のほうがやっぱ音いいです。

でも、補間ってなんでしょうか? よくよく考えれば、実際に無い音を、想像で足してる訳ですよね。この想像の部分って、メーカーの個性がもの凄く出ます。個性以上に、上手か下手かがもろに出ます。この補間のアルゴリズムが、どうやらDENONはめちゃくちゃ上手なようです。DENONのプレーヤーで、ALPHAを使用していない物はDENONを買う意味が無い!と僕は言い切れます(笑)

僕がCDプレーヤーを購入するとき、KENWOODも購入の候補に入れていました。KENWOODは24bitのD/Aコンバータ、DENONは20bitのD/Aコンバータ(&ALPHA)でした。 きっとKENWOODの音はすげーんだろなーと思ってカタログを見てたわけです。

いざ、日本橋に行って試聴しました。試聴した機種は覚えていないけど、店員さんに聞かしてくれと頼むと、KENWOODのほうはDENONより1ランク上の機種で聞かしてもらったと思います。少なくとも24bitと高価という意味で、この時点で僕の先入観は、「KENWOOD>DENON」だったはずです。しかし、音を聞いてぶっ飛びました。一つ学びました。 「オーディオは測定データだけでは計れない」

KENWOODのほうは、なにかさみしい、か細い、頼りない音でした。これに反して、DENONは肉付きの良い、艶めかしいぶっとい音がしたんです。これは、僕が良い音にふれる前の一般的な耳で聞き分けた違いです。これは僕の正直な感想です。

このDENONの音を言葉でどう表現するかは、評論家が考えればいいわけで、「なめらかに聞こえる」っていう人もいれば「つなぎがよく聞こえる」とか「自然に聞こえる」とか言う人もいるでしょう。そんなことは僕らは考えなくてもいいと思います。ただ音が良かったらそれでいいのだから。

ここでのミソは、言われるとおり、「他社と全く違って」ってとこ。 そうなんですね〜〜。DENONっていうメーカーは、個性が強烈なメーカーの一つだと僕は思います。知り合いも言ってます。行きつけのお店の人も言ってます。 はて、原因は・・・? アッ!!と驚くほど異様に音がぶっといこと(笑) CDプレーヤーについては、ALPHAが音の太さの原因の一つであることに間違いありません。 おかげでぶっとい、個性の強い音が出るわけです。この音が嫌いな人もきっといると思います。でも未だに出会ったことはありません。しかし、もしこのDENONの個性を理解できて、ALPHAの音が気に入ったら、もうDENONを差し置いてプレーヤーを買うことは出来ないでしょう。なぜならケーブルやアンプを変えても、このALPHAの音は表現できないからです。

でも、CDの原音を忠実に表現するというのとは、DENONのALPHAはちょっと違う気がしないでもないですね。でも、「原音に忠実」という言葉に敏感な僕が納得させられる音なんでしょうね、ALPHAは。理論と、オーディオの世界は違うんです。理想は「原音に忠実」。でも、実際によく聞こえる音はALPHAで手を加えた音。KENWOODのほうが、この時点では確かに高bit処理された解像度の高い音だったのかもしれません。しかし、音の良さの最終判断の装置は、メカじゃなく自分の耳。僕の判断装置は、自然に近づけたはずの解像度の高い音よりも、心地よく音を生み出してを聞かすALPHAに軍配があがったのです。

雑誌のことになりますが、個性が強いと言っても、雑誌でアンプやケーブルの試聴をするときは、かなりの確率でDENONの最高級のCDプレーヤーが使われています。それよりも高価なプレーヤーはいくらでもありますが、なぜかDENONを使うんですね。なぜなのかは想像してください。そして雑誌での新製品評価のためにする、5人の評論家による試聴の際、DENONの全てのCDプレーヤーは5×10点満点で40点以上を取って☆印が付いている事実は無視出来ません。DENONのALPHAは多くの人に受け入れられる個性を持っている、と考えていいと思います。

以上は、僕の経験:僕の感性=3:7 くらいの割合で考えてください。 最初にも言ったように結論は「ALPHA Processing」です(笑)


> そういや、DENONのプレーヤーは、
> 電源強化しないと話にならんと聞いたことがある。
> では今宵はさらばである。おやすみ!

その話はだ〜いぶ前に岸里教会でしたような気がするけど、僕は他の人からは聞いたことないのよね〜〜。改めて考えてみると、電源強化ってのがまた曖昧で、電源強化すれば最強になるのか、電源強化してやっと他メーカーの同価格帯と同レベルになるのか・・・。電源部にも色々あってケーブルかノイズフィルタか、電圧安定か、はたまた低電圧化なのか。僕の経験では、あらゆる電源強化を一切触らずとも、他のどのメーカーの同価格帯のプレーヤーよりも1ランク上の音がします。ただし、カーオーディオに付いては一切認知してませんのであしからず。

では、3時間ほどかかったALPHA論文(?)をこれで終わります。(汗)


9,CDプレーヤーはDENONに決定

  番外編1に書いたように、音を聞いた末、CDプレーヤーのメーカーはDENONに決定づけられました。こうなったら、お金がある限り値段の高いプレーヤーが欲しくなります。今度はDENONのプレーヤーの聞き比べになりました。ワンランク上位の機種の音を聞くと、やはり下位のプレーヤーが見劣りしてきます。確かに上位機種のほうが、価格に見合った良い音をしていました。しかーし!お金が・・・。
  その日は家に帰ってから、こんな事を考えていました。「あのDENONのプレーヤーが型落ちでもして安くならないかなー」
  こう願いつつ、数回喜多商店に足を運び、プレーヤーの品定めをしていました。何度か足を運ぶごとに、定価の金額と実売価格の大きな差に喜びを感じていました。この値段のCDプレーヤーなら、スピーカーも買えるんじゃぁないか!? アンプは父親の店(質屋)から眠っているものを頂いてくるか!? 置く場所もないのに、いつしかこんなフルシステムをそろえる野望を持ち、スピーカーのカタログともにらめっこを始めました。スピーカーの候補メーカーは、ONKYO、DENON、BOSE、そして今は亡きDIATONE。その時は僕の中では「ONKYO>DIATONE>DENON>BOSE」でした。
  ONKYOのスピーカーは、竜ちゃんが使っていたので非常に好印象がありました。DIATONEは、カタログを見ると、かなりの高価なスピーカーまで手がけていることがわかり、なんだか良い音が聞こえてくるようでした。DENONのほうは、どちらかというとスピーカーに力を入れているメーカーではないようだったので、大きな期待はありませんでしたが、手頃な価格帯のものがそろっていたので候補にいれて考えていました。BOSEは特殊な構造をしたものだったので、予想しかねましたが、出来れば木目調のスピーカーが欲しかったので、音の善し悪し以前に、候補的には一番下のランクでした。そして、いざ喜多商店に試聴しに行きました。
  とりあえず、店員さんに予算を伝え、その予算で買えるスピーカーで良いものを紹介してもらいました。まだまだ知らないメーカーの、良い音のするスピーカーがあるかもしれなかったからです。僕はこの時、2本で定価40,000円前後のスピーカーを選んでいました。しかし、このランクのスピーカーというのは、オーディオ機材のスピーカーのなかで、最低ランクのスピーカーだったのです。容積も小さく、最大入力のレベルも小さい。喜多商店の店員さんに、「CDプレーヤーはワンランク下げてもいいから、スピーカーだけはもうワンランク上のを買った方がいいですよ」とアドバイスを受けました。しかし、もともと僕はCDプレーヤーをヘッドホンで聴こうと思っていたので、CDプレーヤーのランクはどうしても落としたくなかったのです。また、ランクを落とすと、プレーヤーのカラーがブラックしか無かったのです。どうしてもプレーヤーだけは、ゴールドカラーの高級感があふれるものが欲しかった。それで困ってしまいました。店員さんに、「とりあえずスピーカー聞いてごらん」と言われ、スピーカーの試聴に入りました。


10,スピーカー選び

  僕が最初の頃にスピーカーを買うときに、決めていた条件がいくつかありました。「長時間聞いても疲れない」、「暖かみのある、落ち着く音が聞ける」、「高音は柔らかい音を」、「バスレフの穴が前にある」。この中での絶対に妥協できなかったのは「疲れない音」という条件でした。
  そして、試聴に入りました。2本で定価40,000円前後のものは、どれを聞いてもチャンチャカチャンな音でした(^^; それで、聞くだけ聞いてみようと思い、2本で定価60,000円前後のものの試聴をしました。
  DIATONEは、期待していたほど良い音はしませんでした。大型の3ウェイスピーカーはいい音がしていましたが、小型で低価格帯のスピーカーは、いまいちだということがわかりました。高音の再生可能周波数を上げることに力を入れていたためか、高音が硬く、耳に刺さるような気がしました。これは、僕の妥協できないスピーカーの絶対条件「疲れない音」に、見事に反してくれました。よって、かなり残念でしたが即却下でした。
  次にONKYOとDENONを聞きました。数回繰り返し聞き、結論はONKYOでした。ONKYOのほうが、僕の目指していた柔らかい音でした。包み込まれるような、やさしい鳴り方をしていたように記憶しています。そして、お金をどうにか集めてONKYOのスピーカーを買うことに決め、家に帰りました。


11,願いよ、とどけ

  なんやかんや言って12月の誕生日が過ぎ、正月も明け、お年玉も入りました。アンプとスピーカーとCDプレーヤーをつなぐとなれば、ピンケーブルやスピーカーケーブルも必要になってきます。ケーブルに付いては、このころはまったく勉強していなかったので無知でした。CDプレーヤーが型落ちする事を願いつつ、年明け早速喜多商店に出向き、価格調査に入りました。
  そこでは、願ってもない真実の情報が入ってきました。CDプレーヤーのコーナーに行き値段をみると、\゚Q゚/ギャー と言わんばかりの値段になっていました。いつもの店員さんに聞くと、見事に型落ちしたとのことです。値段も気になりましたが、それ以上にDENONの出してきた新製品の音が気になりました。「音はどうなった?」と聞くと、「音は変わってないよ。だから、正月明けから型落ちしたほうが立て続けに売れてる。あと2本しか無いから、もし買うなら取っておいてあげるよ」ということでした。とりあえず、その型落ち品と、それに取って代わる同価格帯の新製品の音を聞き比べさせてもらいました。「音は変わってない」と言われたので先入観も多少はあったとは思いますが、僕の耳には、はっきりとした音の違いは聞こえませんでした。決断の時が来ました。
  「このプレーヤー、いつまで置いといてくれる? いま全然お金持ってきてないけど、今度の土日あたりに取りに来るから!!」 店員さんは、「もし買わなくなったら電話してな」と、快く引き受けてくれました。
  その日はウキウキ気分でした。これが、僕が今メインで使っているDENONのCDプレーヤー DCD-1515ALG です。「あのゴールドカラーのCDプレーヤーが遂に手に入る!!」と思うと、なかなか眠れませんでした。しかし、一つ決めなければならないことがありました。スピーカーはどれを購入するのかということです。


12,オーディオ購入目前

  竜ちゃんに、和賀心ねっとに来ている「純くん」って人が、もっとオーディオのことについて詳しいと聞いていました。なんでも、音響関係の勉強をしているとか。チャットでも何回もお話しし、家にも遊びに行ったことがありました。スピーカーを買うときには、僕の決めたスピーカーを店頭で純くんに一度聞いてもらって、アドバイスを受けようと思っていました。純くんに次の休日に時間をとってもらうように頼みました。そして、次の休日に、重たい荷物を持って帰ってくることを想定して、荷物を載せるキャリアを持って日本橋に向かいました。
  以前、試聴しに行ったときに、「今度聞きに来るときは自分のCDを持っておいで」と店員さんに言われていたので、自分のお気に入りのCDを持っていきました。桜井智が歌う「愛・おぼえていますか」の、オーケストラバージョンの収録されたCDです。この曲は、オーケストラによって楽器の音や奥行き感、臨場感の確認ができ、なおかつ定位感の良いボーカルが入っていると言うことでとても気に入っていました。プレーヤーは、お気に入りのDENONの上位機種がつないでありました。
  純くんには、ONKYOのスピーカーが第一候補だと伝え、試聴に入りました。しかしここで、思わぬ展開になりました。「ONKYOのスピーカー、こんな音だったかな・・・(汗)」   自分の持っていったCDで聞くと、非常にわかりやすいものです。全然イメージしていた音と違いました。一体どういうことなんだろう?? そこで、以前から決めていたONKYOのスピーカー、DENONのスピーカー(旧スピーカー)、そして、DENONから直前に発売された新製品のスピーカー(新スピーカー)を聞き比べました。DENONの新製品のスピーカーは、発売されてから間が無く、あまり聞く機会が無かったし、頭にはONKYOのスピーカーしか頭になかったのでしっかり聞くのは初めてでした。
  店員さんの説明によると、DENONの新スピーカーは、DENONのシステムコンポの上位機種に付くスピーカーだということでした。それで、なんとなく見下していた部分がありました。システムコンポではなく、単品のコンポを買いたいという、根本的な考え方があったからです。最初に、スピーカーの並んでいるラックではなく、システムコンポの並んでいるところで聞き、「ふーん」という感じでした。
  とにかく、ONKYOとDENONの旧スピーカーの試聴を、何度も何度も繰り返しました。純くんに相談すると、「管楽器の音はこっちのほうがいいかなー」という答えで、そこに気を付けて僕が聞いても、何が違うのかあまりわかりませんでした。やっぱり、耳の越えている人とそうでない人では、音の聴き方が違ったのです。しかし、僕も純くんも、どちらがいいのか決めかねていたことは確かでした。もう数年が経ち、あまり覚えてはいませんが、DENONの旧スピーカーが高音がキレイに伸び、ONKYOのスピーカーが中低音が良かったのです。他にも双方のスピーカーに、良いところ、良くないところがあり、足して2で割りたいくらいでした。
  繰り返しの試聴で少し疲れてきた頃、店員さんに、「もう一度DENONの新スピーカーのほう聞いてごらん」と言われ、もう一度そちらを聞きました。すると、驚くほどすんなり音を受け入れられました。「あー! このスピーカー、ひょっとしていいんじゃない!?」
  見事にさっき試聴を続けていた2台のスピーカーを、足して2で割ったような音をしていました。というよりも、2台の良いところだけを寄せ集めてきた感じです。技術的には、ツイーター1つ、ウーファーを向かい合わせに2つ積むという、「2ウェイ・3スピーカー」というものだと教えてくれました。店員さん曰く、「低音はもの凄く良く出るよ」とのこと。聞いてみると、低音はONKYOよりもしっかりでて、高音は上の方までキレイに伸びる。中域もいい。それで、全体の帯域に、強調されるような帯域が見つからない。これだ! という事になりました。


13,最初のケーブル選び

  そして、購入しなければならないもがまだありました。ピンケーブルと、スピーカーケーブルです。選択方法は2種類ありました。1つは付属のものを使っておき、後から良いものを検討して購入する。もう1つは、いま、良いものを選び、購入してしまう。僕は後者の予定でした。付属のものは本当にちゃちいケーブルしかついていないので、余ったお金をケーブルに当てる予定でした。しかし、喜多商店には、スピーカーケーブルは置いてありませんでした。店員さんから、「できればケーブルだけは、他の店で買った方がいいよ」とアドバイスを受けました。しかし、梱包してくれたスピーカーとCDプレーヤーを見て、他の店に買いに行くことは断念しました。まぁ、でかいこと重いこと(笑)
  てなわけで、ピンケーブルだけ喜多商店で買うことにしました。そのときケーブルについては、メーカーや、音の善し悪しについて一切知識がなかったので、喜多商店にあったSONYとaudio-technicaの双方から選び、店員さんが、「audio-technicaのほうが無ハンダだからこっちのうほうがいいかな?」と言って、決まりました。
  いま考えれば、なんてもったいない事をしたのかと、後悔しています。ケーブルの音の違いを考えずに、最初から高価なケーブルを購入したこと。きっと、十分な検討をしていれば、audio-technicaのピンケーブルは購入しなかったと思います。audio-technicaのケーブルの音が悪いわけではありません。もちろん価格帯によって音に差はあると思いますが、僕が購入したものは低域はなかなかパワーがあり、輪郭もそこそこしっかりしていむもので嫌みはありませんでした。しかし、透明度があまりよくなく、後々すぐに新規購入の計画を考えてしまいました。




まだまだ続きます。お楽しみに!


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