引っ越しの途中〜人身事故寸前〜
[2001年3月20日(火)]
これは、引っ越しのための移動中に起こったお話。
友人が住んでいたアパートから、新しく入居するアパートへの移動の際、友人は原付で、僕は車で別々に移動しました。
友人の旧アパートの前の道は、非常に道幅が狭く、対向1車線(全部で2車線)、歩道もない。 そのくせに交通量が多くて大きなダンプカーなども通るというメチャクチャな道です。 その道を走っている最中のこと。
僕の走っている車線が渋滞していて、なかなか前に進まず、のろのろ運転だった。 何がつっかえているのか、前の車がRV車で車高が高くて分からなかった。 ただの渋滞なんだろうと思っていた。
前の車が減速し、完全に停止した。 そして、ちょうど対向車線の車が切れたところで、大きく対向車線に膨らんで、何かを避けるように進んでいった。 前の車の先は渋滞どころか空いていた。 渋滞の原因はなにでしょう?
ひとりのおじいさんだった・・・。 腰が曲がっていて、ふらふらゆっくり杖を突きながら、車と同じ進行方向に歩いている。 歩道がなく、左側は溝があり、やむなく車道を歩くしかない。 が、それにしても車道にはみ出すぎである。
対向車がすでに近づいてきていたので、減速して越えることにした。 いつ倒れてくるか分からないんで怖いのよね。。。 間隔をあけられないときは、いつでも止まれる速度、10Km/h以下の速度で、中央線をはみ出さぬよう、後ろ姿のおじいさんを追い抜こうとした。
が、その瞬間!!
僕は、車がガツーンと音を立てたほどの急ブレーキを踏んだ。 何って? 題の通り、人を引きかけたから・・・。
僕がおじいさんを追い抜こうとして、おじいさんの軸足と僕の車のバンパーが横一線に並びかけた直前で、おじいさんが突然、方向転換、足を軸にして右回転してきたのである。
おじいさんが、腰が曲がっていなければ問題はなかったが、腰より上が完全に90度前屈みに曲がった状態で歩いていた。 ただでさえおじいさんと車の間隔が狭かったのに、突然、「回れ右」をしてきたので、車との間隔がなくなり、フロントバンパーの真ん前におじいさんの頭が出てきたのだ。
寿命が10年縮まった・・・。
しかし、それだけではすまなかった。
おじいさんがこちらを向いて反対方向へ歩き出した。 びっくりさせるなよと思いながら、進もうかとした瞬間!!
「あげぇでぇぐれぇ〜のひぇてくりぇ〜」(開けてくれ乗せてくれ)
と言いながら、僕の車の助手席のドアを開けようと、取っ手をガチャガチャ引っ張ってきたのだ。
その時、僕は本当に言葉を失った・・・。
言葉が出ず、手を振って駄目だと言った。。。
そして冷や汗をかきながらおじいさんを抜き去りましたが、ルームミラーを見ると、おじいさんが僕の後ろの車の助手席の横で立っているのが見えた。 なんちゅー奴だ!! 走ってる車は全部タクシーだと思ってやがる! 案の定、後ろの車はいつまでたっても僕の後ろを追ってきませんでした(大汗)
鍵をロックしてきたからよかったものの、あのとき鍵がかかっていなかったら、一体どうなっていただろう。。。
実際、助手席まで荷物が一杯だったので乗せてあげようがなかったのだが、あのおじいさんはそれでも乗り込んできていたのではないだろうか・・・。
急病人などならともかく、タクシーも走っている場所で一般車の助手席に勝手に乗り込もうとする爺さんなんて、日本中探しても、そう沢山はいないぞ(大汗)
これで寿命が20年縮まった・・・。
全世界のドライバーのみなさん、腰の曲がった爺さん婆さんには、十二分に気をつけてください!!
2001年04月18日(水)00時32分 |